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~他人事を自分事に出来ますか?~


おはようございます

 

またまたご無沙汰してすいません・・

 

暑い日が続いておりますが、皆さん、体調は

大丈夫ですか?

 

今日は七夕♪

 

毎年七夕になると思い出すことがあります

 

もう12年も前のことですが。。

 

それは「他人事を自分事に出来るか?」

 

と、当時の上司に言われたことです

 

ある本に書いてあったそうですが、他人事を

自分事に変えると人生が変わる。という内容だったそうです

 

当時よく考えてみたら、確かに何でもよくよく

考えてみたら、結構他人事が多く、親身に話を

聞いてもどこか他人事だったような気がします

 

「俺さ、今日頭痛いんだよね・・・」

「あ、そうなんですか?薬ありますけど、要ります?」

 

のような簡単な会話から、お店の店長が困って

電話来た時など。

 

少なからずどこか他人事だったのではないかと。

 

 

 

そんな僕が、結構意識して自分事のように受け止め、

考え、少し変わってきたかな・・と思った時、その上司と

話す機会があったのですが「まだまだだな・・」しか

言われませんでした・・・(泣

 

そんなことないですよ

○○の件はこうしたし、○○のは、こう考えてます

ベクトルを自分に向けて、○○はこうやってますよ

 

など、色々自分が過去と変わった受け止め方を話していた時

この話を聞きました

 

この話もまた、ある本に書いていたそうです

 

 

そこで私は固まってしまい、何も言えなかった自分が

いました

 

それから、毎年、七夕になると思い出します

一時は新入社員の研修でも取り入れたこともあります

 

少し長いですが、読んでみてください

 

 

 

 

 

七夕の願い・・・17歳の少女の想いとは

 

 

 

私どもで、毎年、沖縄、岐阜、福島、北海道で重度の障害者を招いて、

一般人と一緒にキャンプ大会をするのですが、数年前に沖縄での、一人の娘さんのことをお話ししましょう。

それは洋子ちゃんという17才で、車椅子で、おしめが外せないという状態の女の子です。

ある年の沖縄でのキャンプの時でした。丁度七夕の時でしたので、私が車椅子を押しながら、

「洋子ちゃんも、何か願い事があったら、言ってごらん。私が短冊に書いて吊るしてあげるから」

と言いましたら、「別に何もない」と言うので、「そんなこと言わないで、

みんなも空を飛んで沖縄に来てみたいとか、海をずっと潜ったまま、どっかに行きたいとか

夢のようなことを書いてるのだよ。

だから洋子ちゃんも、手足を自由に使って走れたいとか、願いごとをしたら」と言いましたら、 「先生、ご免なさい。やっぱり無いな」

 

するとお母さんが「そんな可愛げのない娘に育てた覚えがない。

あんただってきっと何かあるでしょう。素直に言いなさい」と思わず大きな声を出すと、

「だって本当に無いものは無い」という始末です。

その時、私は頭から冷水をかけられたような気がしました。

現実にはそんなことを書いても、そう簡単に手足が動けるようになるわけがない。

それをいとも気安く言うなんて、何と失礼なことを言ったんだろうと思い

「ご免なさいね、気がつかずに失礼なことを言って」と心から詫びました。

彼女は「先生、いいのよ。気にしないでね。それほど言ってくれるのなら、

夕方までに何か考えておくから」と言ってくれました。

夕方になって車椅子を押しながら、みんなが短冊を笹の小枝に結び付けるのを見せながら、

「洋子ちゃん、ああいう具合にするのだよ」と言いますと、

車椅子を押している私の手をとんとんと叩いて、「どんなことでも書いてもらえる?」

と言いました。

「ああ、いいよ」と言ったら、何と言ったと思いますか。私の全く予想もしなかったことでした。

  



「神様、どうぞお母さんより一日早く死なせて下さい、と書いてくれる?」

17才の女の子にとって、母さんがいなくなったあと、誰がおしめを代えてくれるのか、

又誰がお世話をしてくれるのかなあということが、一番心配で、心配で堪らなかったのでしょう。 更にもう一つ、うがった見方をすれば、ずっと世話してくれたお母さんに何も孝行できなかったけれど、

せめて母さんより一日でも早く死んで、私のことを何も心配しないで生きれるそんな一日を、

プレゼントしたいという乙女心の優しい思いと、切ない祈りが込められているような気がしました。

私は一瞬、胸にぐっとくるのをこらえながら、その通りに短冊に書いてあげて、笹に吊るしました。 暫くして炊事の当番をしていたお母さんが走ってきて、

「先生、洋子が何か書いて頂いたそうですが、何て言ったんでしょう」

と聞かれましたので、あそこにかけてきたから、見てきてごらんと言いますと、

それをじっと見ていましたが、やがてやってきて、

「先生、私にも一言何か書かして貰ってもいいですか」と言うので、

どうぞと言いましたら、こう書かれました。

 

 

(お母さんは何て願い事を書いたでしょう・・?)

 

 

 

「もし、神様がいらっしゃるなら、ぜいたくかも知れませんが、娘より一日長生きさせて下さい」

 

そして、二つの短冊を、揃えて吊って、じぃっと両手を合わせて拝んでおられました。 私はこんな出会い、本当は喜べないと思うのです。

こんなのをニコニコやれっといっても、誰にもできないと思うのです。

だけどいくら歎いても、どうにもならないその世界を捕まえて、

なんとかというお母さんの祈りが、洋子ちゃんの心を広げていくのです。

 

それを読んだ先生もスタッフも保護者の方も、親子の深い愛情に全員が号泣しながら七夕に飾り付けをしたそうです。

さいごに彼女が私等に言ってくれたのは「先生、私が体が不自由なのは、神様が、私ならきっと苦しみに堪えられると思ったのよね。私は神様に選ばれたのよね」と、振れない手を一生懸命振りながら帰ってくれました。

 

 

というお話です

 

それ以来、私は七夕になるといつもこの話と、

他人事を自分事に

 

を思い出します

 

 

皆さんも、転機になるようなお言葉や経験があると思います

 

今一度、その時の気持ちを思い出してみて下さい

 

そして、少しでも、他人事を自分事に置き換えてきましょう

 

少し見える世界が変わってくるのではないでしょうか???

 

 

 

 

 

 

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