おはようございます!!!!
とり鉄の小佐野です。
よろしくお願い致します。
本日は、とり鉄全店に地酒を提供いただき、
2月からの新メニューでも新たに一種類をいれていただきます
『富士高砂酒造様』へ行って参りましたので
その話を記載致します。
富士高砂酒造は
B級グルメ日本一を決めるB-1グランプリですっかり有名になった富士宮やきそばや
世界遺産に選ばれた富士山の構成資産でもある富士浅間大社がある
富士宮市にあります!
東京から車で大体2.5~3時間で着きます。
富士高砂酒造の紹介(HPより)
当蔵の発祥は、1820年(文政年間)あたりに滋賀県蒲生郡日野町の山中正吉が創業したと伝えられ、
現在の地に「酒蔵」を構え酒造りを創めたのが、1831年(天保2年)と聞いております。
当時、駿河湾より駿東にかけて「ごうりき」という酒造に適した米がとれ、
また富士山の伏流水が豊富に使えるというこの地に出会った縁により、
「能登杜氏」とこの地で酒造を生業としたとのことです。
創業200年を間もなく迎え、
前述した富士浅間大社にお神酒を納めているとても由緒正しき酒蔵です。
蔵内では江戸時代のときの顧客台帳を見ることも出来ました!
写真が撮るのが下手で大変申し訳ないのですが、
正面からの富士高砂酒造はこんな様子です。
説明をうける為に入らせていただきましたが、
蔵内部はこのようになっています。
全ての造り方を見学させていただきましたが、
日本酒の造り方はご存知ですか?
※蔵にあった酒の造り方の写真です
補足したいのですが私が説明すると長くなるのでHPでぜひご覧ください。
http://www.fuji-takasago.com/sakegadekirumade/
富士高砂酒造では機械を基本使わず、
例えば米を洗う一つの作業をとっても、米の質を見極め秒単位で測って作業しているそうです。
そんな多くの作業で一番大変なのは?と聞いたところ返ってきた答えは、
『次の工程に行く際に30kg超の原料を運ぶこと』
だそうです。早起きじゃないんですね(笑)
※毎朝5時から作業しているそうです。
温度管理も当然エアコンでも温度管理していますが、
最低一日三回すべての樽を計測しているそうです。
※写真のように樽直に温度を記載してます
また特徴として日本で定められているルールでは、
大吟醸酒は精米50%で認められているのですが、
富士高砂酒造の大吟醸酒は社内規定により
精米35%
まで削っているそうです。凄いですね!
説明をいただきましたが、
富士高砂酒造の特徴として、
①富士から100年近くかけて届いた伏流水を仕込み水を使っていること
現地で実際に飲ませていただきましたが、
富士の伏流水はとてもやわらかい水で飲みやすいです。
その反面普通の水と比較して発酵するのが遅いそうです。
遅いことでもちろん時間はかかってしまいますが、とてもまろやかなお酒になるそうです。
この伏流水ですが富士高砂酒造内にある売店で飲むことが出来ます♪
②酒母
富士高砂酒造だけにある酒母は、杜氏(小野さん)が管理しており、
杜氏以外は近づくことすら出来ないそうです。
※酒母が保管されている保管庫の前にソファがあって普段はずっとそこで生活しているそうです。
この酒母があることで、まろやかな山廃仕込みの日本酒になるそうです。
※一般的に山廃仕込みは酸味が強くなります。
【山廃仕込みとは】
通常の造り方は、蒸したお米に麹と水を加えてすりつぶしています。
これを山卸と言いますが、これを廃した造り方で山廃
正式には山卸廃止酛と言います。
つぶさずに菌の力だけで溶かしていくので時間が2~4倍程度かかります。
特徴として、原材料の旨みが活き、味が濃厚で香りが強くなります。
見学では実際に樽の中で発酵している様子を見たりと一通り見学できます!
個人的に一番テンションが上がったのは、
明治の時代になり神仏分離され、浅間大社が完全な神道の寺院になったことで
ときの明治天皇に仏教に関わるものを全て廃棄しろとの命が出たそうです。
その際、富士山頂の浅間大社内にあった薬師如来を
富士高砂酒造の2代目が命を懸けて壊される前に回収し、代々隠してずっと守り続けたそうです。
最近やっと公開するようになり、学者さんも見にくるようです。
将来国宝や重要文化財になるかもしれないので、
こんなに近くで拝見させていただけるのも数年かもしれませんね。
最後にとり鉄でいれる2種類のお酒の特徴です。
【特別純米辛口】
日本酒度が+10 辛口ファンでも十分満足する味で
力強い味わいは焼き鳥のタレにぴったり
これから暑くなるにつれ様々な提案がしやすい日本酒です。
【山廃 純米吟醸】
山廃っぽい酸味も少なく日本酒初心者でも大変飲みやすいお酒
寒い時期に少し燗をし、少しずつ味わいたい日本酒です。
余計な癖がないので、焼き鳥の塩とあわせたいですね。
※上記は小佐野個人の感想です。
今年は、多くの生産者様や酒蔵様に店舗の皆様をお連れしたいと思っております。
ぜひご参加ください!
長文お読みいただきありがとうございます。
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